火災保険の必要性に疑問を持っている人の多くは、無駄な支払いをしたくないと考えているものです。
加入する保険会社や商品、補償プランの選定で保険料が大きく変わってきますので、自分に合った保険を選べば決して無駄ではありません。
補償プランの内容も保険会社ごとで若干異なります。
また地域ごとで料率が変わるので、お住まいの地域や物件構造などの加入条件で最安の保険会社が変わってきます。
火災保険の選び方について、主要なポイントと考え方をまとめました。
自動車保険は総じて代理店型より通販型の方が安くなる傾向があります。
火災保険は幅広く見積り比較をすると代理店型損保が最安になるケースも多いです。
通販型より代理店型の方が、長期割が大きい傾向があるので、保険期間が長いほど代理店型の方が有利です。
全体的な傾向として通販型保険には以下の特性があります。
補償項目ごとに免責を細かく設定したいときや、水災・風災を外したい場合は通販型保険のカスタマイズ性と相性が良いです。
臨時費用特約は前述で紹介した破損・汚損など総合的に手厚い補償にしたいなら代理店型損保が有利。最低限の補償内容なら通販型保険が有利です。
代理店型の方が手厚いサービスを受けられるように思われがちですが、代理店型損保は保険会社のコールセンターに問い合わせをしても、近くの加入中の代理店を紹介されます。
代理店のスタッフは必ずしも火災保険のスペシャリストとは限りません。
通販型は火災保険専用のコールセンターを持っているのでプラン選定まで手厚くサポートしてくれます。
保険会社ごとで異なる補償プランの中でも重要性が高いのは、破損・汚損の有無です。
火災保険は自然災害や盗難、放火など、加入者に過失のない損害を幅広く補償しています。
破損・汚損については、加入者および家族や客人の過失によって損害が出た場合にも幅広く補償します。
自動車保険で例えると自損事故もカバーする一般車両保険のようなものです。
通販型保険の一部では破損・汚損の設定自体がないケースがあります。
小さいお子さんがいる場合など、破損・汚損を付帯させたいときは、早い段階で設定不可の通販型保険を候補から除外しましょう。
火災保険は自動車保険や医療保険に比べて保険請求する機会が少ないです。
万一の大きな損害にカバーするのが本質のため、保険会社も自動車保険のような「事故対応満足度」をアピールした運営をしていません。
事故対応の内容が保険会社によって変わる要素は少なく、どこの保険会社でもいいので補償を付けて加入しているかが重要です。
一括見積などを活用して複数社比較した結果、少しでも安ければ通販型を選ぶ価値があります。
免責や特約など細かい設定が保険会社ごとで変わってくるので、一括見積をして安い保険会社に絞り込んでから詳細確認をしながら加入する1社を決めると効率が良いです。
火災保険は損害保険に分類され、代理店資格を取るのは比較的簡単です。
不動産屋の保険代理店は、火災保険について詳しい知識を持っていないスタッフが多いです。民間の個人代理店は自動車保険をメインにしていて火災保険に詳しくないことも間々あります。
火災保険は、専門家と相談しながらプラン選定をする必要性が高いです。
まずは火災保険専用のコールセンターがある保険会社やオペレーターによるサポートがある一括見積サービスを利用して、適切な補償プランを知ることから始めましょう。
代理店から安い保険料を提示された場合でも、薄い補償内容になっている可能性を疑ってみてください。